2009年11月27日金曜日

現音・今昔(8)ISCMの作曲家による「音楽づくり」

2001年に「世界音楽の日々・横浜大会」が開催された。各国の作曲家が集い、作品をもって交流を深めて行った。多数のプログラムがあり、どれも優れた企画の日々だったが、そこで前代未聞のコンサートが開催された。
 子どもたち・現代音楽・音楽づくり、がキーワードの大会もあった。そこに「世界から参加している作曲家も“音楽づくり”をしたらどうか」というアイディアを基にしたプログラムが誕生した。
 音楽づくりのプロ。一音のこだわりには誰にも負けないひとたちだ。聴け!オレがオレが、もある。作曲の仕組みやルールも熟知している・・・それは傍目には筆舌に尽くしがたいほど素晴らしく面白かった。
 夢中に音を出す日本の音楽家に(英語で)「キミ“間”って知っているか」と言うひとや、唯我独尊の境地のひとや、演奏のナルシストや・・・・
 本体の企画とは別に話題になったコンサートだったが、多分“空前絶後”の音楽界曼陀羅が生まれていたことでしょう。
 ・・・子どもたちと、一般市民たちと、そして専門家と、十年近い多数の活動実績をもって、’00年春、現音に「現代音楽教育プログラム研究部会」が誕生した。
坪能克裕

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